重要文化財 刀 額銘 二字国俊

この刀は弊社が取り扱った御刀で国指定の重要文化財に指定されている国俊の作品で、古くから伝来の確証がなく大まかに”徳川家”とされていた。そこで私が過去の資料などを追って伝来を調べました。お客様にも喜んで頂けました。

YouTube番組 日本刀の美にも提供致しました。

重要文化財 刀 額銘国俊(一橋国俊)の伝来について

 亨保十年四月 大徳川家より会津松平家へ

大徳川家八代将軍 徳川吉宗公(法号:有徳院)より嫡子徳川家重元服の際、理髪式を執り行った御礼に葵章装(葵紋金具の太刀拵)に入った刀 国俊を会津藩3代藩主松平正容が賜る。

(参考文献:徳川実紀第五編・会津松平家譜)

昭和十二年二月十六日 会津松平家より一橋家へ

会津松平家十二代当主松平保男子爵の愛蔵品であったが徳川慶光公爵名義で重要美術品に指定される。

昭和13年10月5日に松平保男の四女と結婚している。そのお祝いに贈った。

(参考文献:重要美術品証明書・重要美術品等認定物件目録)

一橋家から中曽根康弘内閣総理大臣へと渡る。

参考文献愛刀百華選




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