則重

則重は鎌倉末期に越中国婦負郡呉服郷(現在の富山市五福)に住んだことから呉服郷則重とも、また、佐伯則重とも呼ばれている。相州の新藤五国光の門に学び、行光・正宗とは相弟子でした。現存する作品には比較的短刀が多いことから短刀の名人ともいわれ、長物の在銘は僅少ですが国指定の重要文化財に指定されている太刀が二口がよく知られています。現存する作刀として正和三年(1314年)と元応元年(1319年)作の短刀があり、押型として延慶(1308〜1310年)から嘉暦(1326〜1328年)のものがある。則重の作刀の姿は正宗以上に身幅、切先が尋常であり、短刀は小振りでそのほとんどが内反り、刃文は古備前や伯耆物を思わせる古調な出来が多い。則重独特の「松皮肌」と言われる板目に地景が太く入り、かね色に黒みがあるのが特徴です。財団法人永青文庫所蔵の国宝「日本一」の号のついた短刀は代表作とされている。
(写真:重要刀剣図譜より転載)
(参考文献:越中の刀工と赤羽刀より転載・引用・抜粋)




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